2009年3月8日(日)
6時半にさわやかな目覚めでした。
7時朝食、8時出発です。今日は前日までの天気予報が50%の確率で雨なのでそれだけが心配です。幸い朝の段階では降っていません。
今日は中辺路の三越峠まで送ってもらって、そこから熊野本宮まで歩く予定です。
バスの運転手は地元の人なので三越峠は解っていると思ったがそうではなかった。こんなとこ来るの初めてということで、うまく着けるかどうか心配したが、なんとか9時一寸過ぎに到着した。
10年前と比べると道が舗装され石畳が敷いてあったが、休憩所そのものはあまり変わっていないようだった。
9時25分出発です。人数が多いのでトイレその他の準備には時間を見ておく必要がありますね。
標高550mの三越峠から200m程度まで一旦降ることになります。その後300mの発心門まで登り、最後は90mほどの本宮まで降ることになります。時間的には前回は3時間半弱で歩いています。
というわけで、音無川に向かってどんどん降ります。奈良時代や平安時代に熊野詣でした上皇や貴族と同じ道を歩いていると思うと楽しいものです。
45分の降りで赤木越えの分岐へ着きました。ここにはトイレもある気持ちの良い広場があります。この頃には太陽が顔を出し、雨の心配は無くなりました。
しばらく休憩して10時25分に出発、すぐ傍に船玉神社があります。
猪鼻王子跡を見て、ここから少し登りになります。標高差で100m弱でしょうか、20分ほど登ると五躰王子の一つ発心門王子跡です。
|
|
|
天気は良好 |
赤木越えの分かれ |
船玉神社 |
|
|
|
猪鼻王子跡 |
発心門への登り |
発心門王子跡 |
ここはきれいに整備され、バスでここまで来てここから本宮まで2時間ほど歩くのが人気のコースです。今日も語部さんに連れられたグループが居ます。
近くにはテレビドラマ「ほんまもん」で放映された美林スポットもありました。
|
|
|
美林スポットの杉の葉は素晴らしい |
立派な発心門休憩所 |
100円です |
すぐ近くに立派な休憩所が出来ていました。世界遺産の効果ですね。
ここに熊野古道の地図、古道の花、スタンプ帳がそれぞれ100円で売っていました。
3冊買ったけどスタンプ帳は余計でした。地図と花は値打ちがあります。
ここから水呑王子までは舗装された生活道路です。でも道端にからくり人形があったり、無人販売所があったりして楽しい道です。
ササユリの保護地区の案内はありますが、花はまだですね。
水呑王子跡を過ぎるとまた山道になります。「蘇生の森」と書かれていますが、小栗判官の蘇生を言っているみたいですね。
果無山脈を見ながら伏拝王子跡到着は12時10分でした。
ここにも語り部さんに連れられた15人位のグループが昼食をとっていました。中には3,4人外人の女性も混じっていました。
我々もここで昼食。眼下に本宮方面と雲取越えの山並みを見ながらゆっくり弁当を食べました。
そこへ地元の方が見え、シダの葉っぱの飛行機遊びや、「ほんまもん」の撮影のスポットを案内などしてもらいました。
|
|
ほんまもんの撮影スポット |
展望台から大斎原 |
12時55分に出発、20分で三軒茶屋跡です。ここに小辺路の案内がありました。小辺路は熊野萩までしか歩いていないので、続きを歩く必要がありますね。
本宮へもう少しですが、展望台の案内があったので寄り道しました。
大斎原の大鳥居が見えて、お勧めのスポットですね。
祓所の王子跡を見て本宮神社の裏門に着いたのは1時50分頃でした。
2時10分のバスで新宮に行く予定なので大急ぎで本殿に参拝しました。
|
|
最後の降り |
祓所王子跡 |
|
|
本宮神社 裏門 |
本宮神社 本殿 |
|
|
本宮神社 本殿入り口 |
正門からの参道 |
新宮では神倉神社に参拝しました。
ここの石段はほんとに急坂ですね。帰りは横の女坂を通る人も多いですね。
|
|
神倉神社 世界遺産です |
この石段はほんとに凄い |
|
|
ご神体のゴトビキ岩 |
新宮市街と熊野灘 |
御神体の「ごとびき岩」付近からは新宮市外や熊野灘の景色が最高です。
ここから千穂ヶ峰を経て速玉大社にお参りする道も一度体験する必要ありますね。
|
|
|
中華料理屋さんで打ち上げ |
餃子は美味しかった |
車内で |
最後に中華料理屋さんで乾杯し、まだ物足りない人は南紀8号の中で反省会で盛り上がりました。
熊野古道目次へ