8月14日
今日はまずアンカラ観光です。朝もゆっくり8時半の出発です。

アンカラはトルコ共和国の首都で人口は400万人、イスタンブールに比べると3分の1ですが落ち着いた町並みです。ガイドさんもここの大学の日本語学科で4年間を過ごしたとか。物価もイスタンブールより安いと言っていました。

トルコ2アンカラ1 トルコ2アンカラ2
アンカラのシンボルかな 博物館前からアンカラ市外を望む

アンカラも歴史は古く紀元前に遡りますが、1923年トルコ共和国の首都に指定されるまでは人口も3万人の地方都市でした。

まず訪れたのはアナトリア考古学博物館です。ここはヒッタイトの資料が豊富で有名らしいのですが、不勉強な私は何も知りません。漠然と展示物を眺めるだけで楽しんでいました。

トルコ2粘土 トルコ2戦士 トルコ2石彫り物
粘土細工ですが傑作だとか ヒッタイトの戦士ですね これも戦士か

ヒッタイトは紀元前に栄えた民族で帝国も作りました。鉄を初めて精錬したと言われ、3人乗りの軽量な馬車を駆使して優秀な武器を持ち、たちまち周辺を征圧したそうです。

大きな壺のようなものに当時の結婚式の様子が描かれた展示物があり、同行のOさんが面白いものを発見しました。写真をごらんください。何気なく見過ごした私と違って、こんなものを発見するなんて、Oさんの眼力もなかなかのものです(笑)。

トルコ2結婚式1 トルコ2結婚式2 トルコ2結婚式3
なにげなく見過ごすよね 描かれた絵の説明です 右上の絵がリアルです(笑)

10時に出発、次はアタチュルク廟です。

トルコ2ライオンの道 トルコ2廟 トルコ2衛兵

ライオンの道といわれるプロムナード
ここは荷物の持込が厳しい

壮大なアタチュルク廟、棺が収められている 衛兵の交代

トルコ2子供達アタチュルク廟はトルコ共和国の創始者で初代大統領のケマル・アタチュルクの霊廟です。

アタチュルクは第一次世界大戦後、連合国からトルコの国土を回復し、王制を廃止し、イスラム教の国では唯一政教分離の国を創り上げた人物で、死後も多くのトルコ国民の敬愛を集めています。

博物館にはいろんな資料や戦争の様子を描いた壁画が展示してありました。
陸海空の衛兵が交代で警護を務め、多くの外国要人も参拝するトルコのシンボルです。

トルコの子供達は人なつっこい。
道端でも観光バスに手を振る子供達が大勢いました。

日本人には特に親近感があるのかもしれない。

観光後バスは高速道路でイスタンブールに向かいます。

昼食は高速道路のサービスエリアの食堂です。トルコ風ハンバーグは美味しいのですが、場所柄アルコールが無いのは致命傷ですね(笑)。

トルコ2昼食5 トルコ2お菓子 トルコ2チーズ
サービスエリアの昼食 トルコのお菓子 チーズは豊富
トルコ2飾り トルコ2ナン トルコ2トヨタ
みやげ物の飾り トルコのナン トヨタの工場

アンカラ−イスタンブール間は鉄道も通っています。時々列車も見かけます。
高速道路の左手にマルマラ海が見えてくるとイスタンブールも近くなり、この辺りはトルコの工業地帯です。トヨタ自動車の工場もありました。でもトルコの日本車は少ない。

イスタンブールに近づくと、工事や事故で渋滞が始まります。すると少年が水を売りに来ます。高速道路ですがね。6時にホテルに着きました。

トルコ2SA1 トルコ2SA2 トルコ2マルマラ海
サービスエリアの休憩所もエキゾチック これはトルコ式なのかな マルマラ海が見えてくる
トルコ2水売り トルコ2ボスフォラス海峡 トルコ2城跡
水売りの少年が来る 橋を渡ってヨーロッパサイドへ イスタンブール城の跡

今日の夕食は8時15分出発でベリーダンスディナーショウだそうです。

世界三大料理と言えば、フランス料理、中国料理そしてトルコ料理だそうです。その割に今回美味いものを食べたという感じがありません。バイキング料理はそこそこの物は出ますが、特に美味いものは有りませんからね。

トルコ2ホテル5 トルコ2ケバブ5 トルコ2ケバブ2
イスタンブールのホテル ケバブ専門店 お店の内部

それに、トルコと言えばシシカバブと思っている日本人に、帰って、それも食べていないようでは話も出来ません(笑)。

トルコ2ヤクトルコの地酒はラクと言って、葡萄から作った蒸留酒です。無色透明の45度〜50度の酒ですが、水で割ると何故か白く濁り、ライオンのミルクと呼ばれています。

元に戻って夕食ですが、ディナーショーの食事もろくなものが出ないでしょうから、Oさんと相談して、夕食までの時間を利用してシシカバブを食べに行くことにしました(笑)。

トルコ料理のメニューには「ケバブ料理」というのがあります。肉料理という意味です。肉は豚以外はいろいろあるようです。そのうちの一つに肉の串焼きがありシシケバブ⇒シシカバブとなったようです。シシは串です。

最初ホテルのレストランでと思いましたが、やはり専門店のほうがということで、ホテルのフロントで教えて貰って食べに行くことにしました。

ホテルから200mほどの店に入って説明を聞き、いろんな肉の入ったミックスを注文しました。20リラ(2000円)です。昼食にビールを飲んでいないので喉が渇き、とりあえずビールを注文すると、なんとノンアルコールの店だそうです。泣く泣くスプライトなんか注文しましたが、これは致命傷ですね。肉の味もよく解りませんでした。

トルコ2ケバブ1 トルコ2ケバブ3 トルコ2ケバブ4
肉のショウウインドウ これは別料金だった これだけで充分だった

その上、サラダや漬物、ピロシキなんかウエイターが持ってくるので、セットだと思っていたら全部別料金でした(;゜−゜)。そんなもの食べなくても、最初の注文だけですべて付いていて、量も充分なのでした。お陰で二人で8000円一寸払ってしまいました。

ホテルに帰るとすぐベリーダンスに出発です。このベリーダンスというのも知らなかった。後で調べると激しく腹部を動かすエロチックダンスで、ヨーロッパ中でも流行しているそうですね。有名な女性スパイのマタ・ハリもベリーダンスのダンサーなのですね。トルコではダンサーの衣装が中東諸国のように制限を受けず、肌も露出しやすかったことも良かった?らしいですね。オスマントルコ時代のハーレムでの踊りを受け継いでいるそうです。

トルコ2べりー1 トルコ2べりー3 トルコ2ケバブ2
ベリーダンス これは民族舞踊 食欲無し
トルコ2べりー4 トルコ2べりー5 トルコ2べりー6

食事は鶏肉でしたが、とても食べられないので、ようやく有りついたビールを飲んで、じっくりダンスを鑑賞できました(笑)。

最終日へ続く