10月19日(日)
ゴーキョピーク登頂

今日はいよいよゴキョウピークへ登る日です。
5時20分に起床、天気はいかに。

ヒマール126 ヒマール133 ヒマール134
朝日がチョオユに当たります 雲一つありません ゴーキョピークも快晴です

快晴です。室温はほぼ零度。
6時朝食7時出発です。
ドゥドゥクシを渡るとすぐ登り口です。

ヒマール139 ヒマール142 ヒマール144
登り口の案内 快晴の中、快調に登る だいぶ登ってきた

見た目は一寸高い若草山(奈良)を登るようなものです。
地上付近にあるなら標高差600mは1時間半の登りでしょう。
でも、標高は5360m、登る速度を半分と見て3時間で登ることにしました。
頂上到達は10時が目標です。
午後は雲が出るので、やはり午前中に登るのがベターでしょう。

ヒマール149 ヒマール158 ヒマール165
氷河の向こうの黒い山の向こうがエベレスト 頂上は近い 5200m位でエベレストがしっかり見える

多くの人はピークの頂上で日の出を迎えるべく、朝早く(12時〜3時頃)出発します。
その場合は寒いので、しっかりした防寒衣が必要です。
でも、7時に上り始めると日光が当たり暖かです。
体調の優れなかったOさんやKさんも、なんとか順調に高度を上げています。
これなら全員の無事登頂は間違いないでしょう。

ヒマール171 ヒマール175
無事頂上、まあここは記念写真でしょう エベレスト、ローチェ、マカルー
ヒマール176 ヒマール187
世界の屋根 エベレストです。サガルマータ、チョモランマ 私、S、K、ポーター頭、O、N、チョンビ

5000mを越えるとさすがに息が切れます。
少し登ってはスースーハーハーの繰り返しで、遅々として進みません。
でも歩いていれば、何時かは着くもので、9時45分には頂上へ到達しました。

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エベレストウイスキーで乾杯 余ったウイスキーは頂上に掛けてきた 氷河の向こうは5000m級の山

行く前から計画していた頂上での乾杯をさっそく実行する(笑)。
エベレストウイスキーとお湯を持ってきたので、みんなで一口ずつ。
私は欲張って二口三口飲んでみたが、廻りが速く、10分ほど動けなかった。

ヒマール194 ヒマール204 ヒマール206
第2レイクも見える 降るのがもったいない 降ってきても、この天気

この日は風も弱く、快晴で、小春日和のような天気でした。頂上の気圧は532hp、やはり地上の半分近いですね。
10時半ごろまで頂上に居て、降りはじめましたが、アルコールの性か下りでも息がきれました。
11時20分頃、5100m地点でのんびり日向ぼっこ、最後の名残を惜しみました。

大阪の一人旅の人と遭遇。カトマンズからバスで9時間、ジリへ入り、そこから6日かけてルクラへ来たとか。
すごいなと感心する。

ヒマール207 ヒマール209 ヒマール210
昼食はハネーパンケーキ 3rdレイクから蒸気が登り雲になる 夕食はご飯にふりかけと塩昆布。

12時17分、登り口に到着。
昼食は皆さん食欲が無く、寝てしまった。Nさんも体力の限界を感じたとか。

日本の旅行社のツアーでは、早朝ゴーキョピークに登り、その日の内にマッチェルマまで降るような行程が組まれているが、我々ロートルメンバーには厳しい行程だと思う。

夕食時話し合うと、皆さんゴーキョピークに登れたので充分満足した、できれば早く下に降りたいという。
当初予定はこれからチュクン(4730m)へ行き、イムジャ湖(5010m)を見るつもりだった。
ところが皆さん戦意喪失で、もう登りたくないということで、途中で帰ることになった。

登頂まで元気だったSさんも、この日から数日下痢で食欲無く苦しむことになった。
OさんとKさんは体調を回復してきた。
Nさんと私はなんとか体調を崩さず、維持している。

この日は始めてダイアモックスを半錠飲んで寝てみた。

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