2011年5月30日 クチャ観光
今日はややゆっくりと9時出発です。連泊なのでスーツケースを出す心配もなくのんびりできます。
良く見ると部屋には水とお湯のサーバーがあり便利です。朝食はビュッフェ方式ですが野菜ばかりで私の食べる物はありません。この地域ではやきそばが無いのが致命傷ですね(笑)。頼みの綱はお粥だけです。
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お湯と水のサーバー |
朝食ビュッフェ 野菜ばっかり |
朝市かな |
今日はまず天山神秘大峡谷へ行きます。新しい観光地と見えてガイドブックにも載っていません。場所は昨日のスバシ故城の更に北のようです。
朝からバザールがあるのか多勢人が集まっています。ポプラ並木の道を進むと、羊が分離帯の草を食べていました。
国道217号線を料金所を越えて北上し、昨日のキジル千仏洞との分岐に案内があり、更に北上します。出発から1時間20分、辺りの山と川が深くなった頃「天山神秘大峡谷」に到着です。
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天山山脈に分け入ってくる |
真っ赤な山肌 |
深い切れ込み |
真っ赤な山肌と洪水でできたとかいう深い峡谷が圧巻です。鉄砲水でも来たら助からないなと思いながら往復3キロほど歩きました。表の地図によると判明している峡谷の半分ほど歩いたようでした。奥にまだ半分あり、その先はまだ未調査とか。
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鉄砲水が来たら助からないね |
以前、鉄砲水で二人死んだとか |
12時過ぎに出発、元の道でクチャに帰りました。天和酒楼で昼食、自己紹介をしました。いろいろ参加者の情報が得られて、これからの旅に有効でした。ユーラシア旅行社のツアーに30回も参加したという女性のNさんにはびっくりしました。
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お賽銭を上げておきました |
自己紹介タイム |
亀茲故城跡 |
14時30分に出発、クチャ歴史博物館へ向かう途中に唐時代の安西護都府跡と言われる亀茲故城の城壁跡がちらっと見えた。
10分一寸でクチャ歴史博物館です。館内撮影禁止なので展示物は忘れました(笑)。トイレはきれいでした。それと、ここにはクチャ王府が復元され、最後の王様の末裔もここで暮らしているとか。
次いで近くのクチャ大寺へ行きました。ここはイスラム教のモスクです。千人以上収容できる礼拝堂や宗教裁判所の跡があります。裁判所には百叩きの刑に使う鞭なんか置いてありました。
高台から下を見ると、壊れた住宅がありました。壁は日干しレンガ、屋根はポプラの木で覆う構造がよく解ります。
続いて今度はバザールを見に行きました。アイスクリーム造りやナン、シシカバブなど大急ぎで見て回ります。干し杏や果物は定番ですね。ナンを焼く釜も見ました。ナンはお茶に浸けて食べるようですね。
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ナンは釜に貼り付けて焼く |
シシカバブ作り |
ドライフルーツ |
次は亀茲歌舞団見学です。今日はもり沢山ですね。狭い入口をぎりぎりバスで通って17時35分に到着です。現在はイスラム教徒のクチャですが、この踊りは亀茲国時代の仏教文化の名残りです。きらびやかな衣裳と踊りを堪能しました。
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亀茲歌舞団 |
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我々も入って踊る |
歌舞団付近の子供 |
農家でまず手を洗う |
1時間ほど見たあと、最後は農家でのラグ麺造り体験です。郊外の農家に入ると、まず水差しで手を洗います。部屋に入り、ナンやドライフルーツなど出されます。そのうちポロというピラフが出されました。羊の肉や人参を入れて炒めたウイグルの料理です。これは美味い。以前、ウズベキスタンへ行ったときも、プローフという名前ででてきました。やはり繋がっているのですね。
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ポロ 羊の肉と人参入りのピラフ |
桑の実をくれる子供 |
白い桑の実です |
ラグメンを作ったり、クワの実を食べたり、楽しい時間をすごしました。ナンを作るとき、その家独特の模様をつけるようでした。
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ラグメン作り |
上に具をかけて完成 |
独特の模様をつける |
イスラムの農家ということで、お酒はありません。ホテルに帰って、昨日のレストランに行き、ビールを飲みました。そして部屋では例の白酒です。
明日は今回のツアーのハイライト、タクラマカン砂漠の縦断です。
明日のタクラマカン砂漠へ