2011年6月2日 カシュガルへ
今日はいよいよこの旅の最終目的地カシュガルへ向かいます。
途中、ヤルカンドを経由して500キロほどの旅です。
9時30分にホテルを出発、郊外に出ると水田がありました。米を作っているようですね。それも過ぎるともう周囲はゴビタンです。
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水田がある |
国道315号はゴビタンです |
崑崙山脈が鮮やかに見える |
1時間半も走ったころ、左手に崑崙山脈が鮮やかに見えてきました。ベテランガイドのKさんも、こんなに鮮やかに見えるのは珍しいと言います。このあたりの里程石は2555キロとなっています。
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西寧から2555キロ 11時5分 |
崑崙山脈 |
崑崙山脈 |
13時頃、叶城(ヨウジョウ)という街を通過。ここはカラコルム山脈のK2(8611m)の登山基地だそうです。またその道はチベット自治区に通じています。
14時、ようやくヤルカンド川を渡りました。14時30分、ヤルカンド到着です。
ヤルカンドは漢時代はサシャ国として仏教国であり、その後13世紀頃のマルコポーロの東方見聞録にはヤルカンとして登場する。16世紀から17世紀にかけてはヤルカンド王国として新疆一体を支配したという。
昼食の後、15時30分頃に出発、職人街やヤルカンド王国2代目の王妃の陵などを見学した。
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職人街です |
これは2代目王妃の撮影セットとか |
王妃の陵 |
カシュガルへ向かう17時頃、道端のゴビタンでは竜巻が発生していた。良く見るとあちこちで竜巻が発生し、1度に4本の竜巻を見ることもあった。
6月1日に開通したカシュガル〜ホータン間の南疆鉄道が国道のすぐそばを走っていた。1日何本あるのか知らないが、ウルムチからホータンまで乗ってみるのも面白いかも。
ただ時間的にはホータン〜ウルムチ間の寝台バスが砂漠公路を通ってずいぶん早いそうだ。
18時15分、イエンギザルの手前で湖があった。カラコルム山脈の水を集めたダム湖だそうです。
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イエンザル 小刀工房 |
職人が磨いでいた |
西寧から2944キロ |
18時30分、イエンギザルの小刀工房で休憩。結構有名なんだそうです。国道の里程は2944キロ、カシュガルまで後65キロだそうです。
20時10分頃、カシュガルの街に入ってきました。カシュガルの人口は42万人だそうですが、もっと大きな100万都市の風貌があります。きっと周辺人口が多いのでしょうね。ともかく東西交易の中心地だったこの街は、中国の西の果てというより中央アジアの入口という表現の方がぴったりする。
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カシュガルは大都会だ |
若い女性もスクーターでバリバリ |
そーめんが美味い |
8時半にホテルに着き夕食ですが、添乗員のNさんが、日本から持ってきたそーめんを出してくれました。1週間の中華料理に飽きている我々にとっては、非常にうれしい心遣いですね。
食後、寝酒が無くなったので、街へ出て買いに出ました。巴旦木果仁酒という酒を買いました。80元もする高級酒ですが、説明を見ると巴旦木、杏、葡萄などが入り、アルコール度数38度の薬用酒みたいだった。
巴旦木(パダン)はアーモンドらしいが。ともかく、この酒を寝酒にすることにした。
明日は標高3600mのカラクリ湖に行きます。7000m級のパミール高原の山が見えるかもしれない。楽しみです。
明日のカラクリ湖へ