上高地

上高地駅2008年4月5〜6日

開山前の雪の上高地に初めて行ってきました。
釜トンネルの入り口から先は車が入れないので歩きになります。
で、通常は平湯か沢渡泊でスノートレッキングするのに、今回は上高地でテントを張ることにしました。まあ、理由も有ったのですが、お陰で荷物はすっかり重くなってしまいました。

4月5日(土)

この日は天気も良く、うきうきしながら20キロの荷物を担いで電車に乗り込んだ。土曜日とあって空いた座席に座って、あれっと思った。7時21分の電車、こんなのに乗って7時43分発の飛騨1号に間に合う訳無いよな。7時6分に乗らなきゃあ。ここで真っ青になった。あわてて携帯で同行のIさんに電話した。お陰で1時間遅れ、バスにも乗れず、平湯からタクシーになった。ごめんなさい、思い込みは恐ろしいねえ。

 それでも1時間遅れの列車のシートに腰を据えると、満開の桜を車窓に見ながら、まず一杯ということになった。

上高地車内 上高地残波 上高地ラーメン
氷結を飲み始め 泡盛の残波を少し 高山ラーメンと生ビール

高山到着は11時過ぎ、まず高山ラーメンで生ビールを一杯。平湯のタクシーを予約してバスに乗り込む。ガラガラなので大きな荷物も気兼ね無くシートを占領する。
平湯に到着すると北アルプスの笠ヶ岳が真っ白な稜線を青空に浮かべていた。上高地からの穂高の稜線が目に浮かぶようです。

平湯−中ノ湯間はバスだと540円、タクシーだと往復の平湯トンネル通行料1500円も含めて4000円になる。沢渡からタクシーが有利ですが、そこまで行くのが名古屋からだと大変か。

上高地笠 上高地釜 上高地中の湯
平湯から笠ヶ岳 新釜トンネル入口 仲の湯売店

中ノ湯の釜トンネル入り口はゲートで閉ざされ、中ノ湯の売店が営業している。傍には卜伝の湯がある。帰りに時間があれば入ろうかなと思う。
新釜トンネルに入ったのは丁度1時です。中は暗いけれど明かりもあり、両側に歩道もあるので、工事用のトラックが走っているが危険は無い。標高1350mの入り口から1500mの出口までを1300mで結んでいる。30分で通り抜けた。

上高地塚原 上高地出口 上高地焼岳
塚原卜伝の湯 トンネル出口でくつろぐ 焼岳の噴煙(少しね)

トンネルの出口は除雪され、焼岳の噴煙がちらりと見える。重い荷物を道路に置いて、のんびり車道で休憩した。シーズンオフだから出来る休憩です。
荷物と言えばIさんは食糧も含めて30キロになるらしい。私の20キロでも重いのに、河童橋までの2時間は大丈夫かと心配です。

上高地穂高1 上高地雪道 上高地サル
穂高連邦が見えてくる 雪も深くなる 笹の葉を食べるお猿

上高地穂高連峰
除雪された車道を少し歩くと真っ白に雪を被った穂高連邦が見えてきます。トンネル出口から30分で大正池ホテルです。

雪解け水もあるのか水量は豊富で、その向こうの穂高の山々は素晴らしいの一語につきます。今シーズンのスノートレッキングは一度も好天に恵まれなかったので、今日は最高です。

この辺りから作業車は梓川右岸の道に入るようです。
なので道の積雪も増えてきます。おサルも居ます。人は恐れていないようです。

この辺りで車道から離れ大正池畔に入りました。田代池を目指します。静寂に包まれた雪原は今回の目的そのものです。そう言えば今回ほとんど人に出会っていません。

雪原にトレースはあるものの、一寸外れると踏み抜いて太ももまで入ります。荷物が重いと、これを脱出するのに一苦労です。徐々に疲労が蓄積しペースが落ちていきます。

田代池で六百山を眺めて、林間コースを田代橋に向かいます。荷物は重く、結構長く感じられます。

田代橋からは梓川左岸の遊歩道(無雪期なら)を行きます。穂高がだんだん近くなり、河童橋も見えてきます。

ようやく河童橋にたどり着いたのは、釜トンネル入口から3時間、午後4時でした。


上高地川原 上高地田代池 上高地梓川
雪原の道を行く 田代池と六百山 梓川沿いの道を行く

しばらく写真を撮ったり、友人に携帯して、安曇のライブカメラを見よと言ったりして休憩しました。ところがライブカメラは昨日まで河童橋が映っていたのに、今日からは別の映像に変わっていました。

上高地河童橋 上高地テント 上高地てんぷら
ようやく河童橋 4時です。 テントを張る

小梨平のキャンプ場も雪で隠れています。取り敢えず二つのテントを張りました。私のテントは夏用で、雪の上に張るのは初めてです。

今回の目的の一つが、私のシュラフを2枚重ねして、氷点下の気温で耐えられるか、試すのが目的でした。
もう一つが、ダウンのアンダーウエアの保温力体験です。いずれも秋のエベレスト街道トレッキング計画の実験でした。

上高地ワイン 上高地焚き火 上高地夜
まず赤ワインで 焚き火は良かった テントの中で乾杯です

結果ですが、ダウンのウエアはOK、快適でした。シュラフは駄目でした。この夜の最低気温は−5度を越えていたようです。足元が寒くて震えていました。ダウンのシュラフが欲しいところです。

ところでこの日の夕食は、I さん自慢の天麩羅です。山で天麩羅は聞いたことありませんが、アイデアは認められます。牛肉、タラ、筍、タマネギ、エリンギ、シイタケ等 I さん苦心の具材が並びます。お酒はワイン、日本酒、焼酎と豊富です。

でも今日は季節が悪い。氷点下に冷え込んでくる屋外で、延々と天麩羅を揚げながら飲み食いするのは一寸つらい。こんな日は、早く調理を片付けて、テントの中でゆっくり飲みたいものです。

上高地シュラフ 上高地ダウン
このシュラフ2枚重ねでは寒かった このウエアは最高に暖かかった

I さん発案の焚き火は唯一の救いでもありました。ようやくテントに入って、ゆっくり夜長を楽しみました。

翌日の明神へ