中頭方西海道

2010年5月24日

国頭642今日は帰る日なのですが夕方便なので、首里城から浦添グスクまでの中頭方西海道と浦添グスクから普天間宮までの普天間街道を歩くつもりです。

朝食用に買っておいたお握りと野菜ジュースが、間違って冷凍庫に入れてしまったため、かちかちに凍って食べられません。仕方なく溶けるまで持ち歩くことにしました。
6時半過ぎ宿を出ると、今日はすっかり本降りの雨です。昨日までの4日間は雨・雨と言われながら予報が外れて晴でしたが、今日はしっかり当っています。

首里城公園口でバスを降りたのが7時半頃。

さすがに観光客は居なくて、通学の小学生が居るぐらいでした。

合羽を着て傘を差し守礼門をくぐります。

すぐ左手に世界遺産の園比屋武御嶽石門があります。

通り過ぎて道の向こうに首里城の入口歓会門が見えますが、そちらえは行かず左に階段を降りて、龍潭池に向かうのが中頭方西海道です。

国頭643 国頭644 国頭645
世界遺産の園比屋武御嶽石門 歓会門 階段を下る

降って池の縁を旧県立博物館のほうへ向かうのが海道らしいのですが、通行止めなので弁財天へ右折しました。
国頭647 国頭649 国頭650
大雨でアヒルや鴨も陸に上がっています 弁財天 円覚寺跡、鎌倉の円覚寺を模している

円覚寺跡から芸術大学の前を通って龍潭通りで左折、博物館の横の海道に戻りました。旧博物館は既に取り壊され、遺跡の発掘が行われているようでした。
国頭651 国頭653 国頭656
円覚寺跡から首里城を見る 安谷川御嶽 安谷川(アダニガー)

海道に入るとすぐアーチ型門のある安谷川御嶽があります。もう少し降ると15世紀以前の文献にも出ているという泉の安谷川(アダニガー)があります。石畳も往時のままだそうです。下之橋という橋があり、説明では上之橋からも海道に合流したとあります。

国頭658 国頭660 国頭664
安谷川(アダニガー)前の石畳 下之橋 大名町辺り

ユイレールの儀保駅の付近に出てきました。この辺でルートを確認したいのですが雨が強くて地図が開けません。駅に登って広場で地図確認と荷物の整理をしました。
広い通りを少し歩いて、平良で左折、大名町に入ります。ここから道なりに経塚を経て浦添工業高校の方へ進みます。
実は平良から600mほどで細い道を右折する必要があったのですが、道なりと思い込んでいたので直進しました。それから2キロ歩いて浦添高校の近くまで来て、間違いに気づきました。雨の日は地図を見ないのでこんな失敗をします。タクシーで2キロ引き返しました(泣)。

国頭665 国頭666 国頭668
ここはもう間違っている 海道に復帰 当時は急な坂道だった

気を取り直して海道に戻ります。経塚交差点の近くの海道には中頭方西海道の案内があります。昔は急坂だったという階段を登ります。こんどは道なりに歩いて県道153号線に合流します。そこから500mほどで経塚があります。昔、日秀上人がお経で妖怪を退治した云々の説明があります。

国頭669 国頭670 国頭671
雨に濡れて白い花が鮮やかです 経塚のある小公園 左折する

経塚に沿って左折して歩いていくと中頭方西海道の説明がある階段があります。それを降っていくと阿波茶橋です。沖縄戦で破壊された南北二つの橋の内、北橋を平成10年に復元したのだそうです。アーチ型の石矼で美しいポケットパークになっています。

国頭673 国頭675 国頭678
経塚 階段を降りる 阿波茶橋 美しい矼ですね

国王も渡ったというこの橋を渡って石段を登り、病院の脇を通って大通りに出ると阿波茶の交差点です。
交差点を右に(伊祖方向へ)400mほど歩くと浦添城跡への道があります。そのすぐ先に城食堂があり、そのまま左側を牧港のほうへ行くのが中頭方西海道です。

国頭682 国頭683 国頭686
石段を登って振り返る 手前右が浦添城へ、直進が中頭方西海道 中頭方西海道は牧港、北谷、読谷、越来へ

普天間街道へ

国頭方西海道へ