アシガバード近郊観光
2014年10月17日
アシガバードはトルクメニスタンの首都で人口は100万人弱かな。前ニヤゾフ大統領の好みで、ビジネス街は白の大理石で統一されている。
その大理石も国産ではなくイタリアから輸入したものだそうです。
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朝食は控えめに |
アシガバードのホテル |
街はなかなかです |
中心部から一寸離れたニサ遺跡に行きました。途中の荒野はすべて植林中でした。広大な原野にビニールホースを張り巡らし散水しています。
またニヤゾフ大統領が運動のため側近と歩いたという健康の道が30キロに渡って山の稜線上に整備され、夜は照明も点きます。
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紀元前3世紀頃 ニサ遺跡 |
初代大統領が散歩した健康の道 |
ニサ遺跡は紀元前3世紀、パルティア帝国初期の遺跡で、王宮とそれを囲む商業地域の外城からなっている。
当時はゾロアスター教で、神殿や玉座の跡もあり、ギリシャの影響を受けた品々が出土しているとか。
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ニサ遺跡からも巨大なトルクメンバシーモスクが見える |
付近の植樹にも徹底して散水装置が |
それらは国立博物館に所蔵されている。ソ連時代に発掘されていれば、今頃はサンクトベルグの博物館所蔵だが、発掘が遅れたのが幸いしたかな。
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国立博物館 |
現大統領のコーナーがある |
そっと後ろから監視する彼女 |
博物館の中もカメラ代を払えば撮影できる。
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博物館から市街を見る 白の大理石に統一 |
永世中立の塔 |
私には猫に小判だが、見る人が見れば歓喜するような名品が一杯並んで居るような気がする。
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これはきっと名品 |
ミロのビーナスにも劣らない? |
象牙のリュトン? |
トルクメニスタンの観光はなかなか難しいらしい。行程、ガイド、宿泊ホテル、すべてを決定してからでしかビザ申請ができない。しかも日本でなく、現地で入国時に67ドルを支払って申請する。なので個人旅行は無理で、旅行社特にユーラシア旅行社のような、経験のある旅行社に頼るしかないようです。
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仕事してるかな、お客は少ないが |
街並みはほんとにきれい |
昼食にいつも出るが、味は無い |
1991年に独立した後、ニヤゾフ大統領は永世中立国を目指し、1995年に国連で承認された。ロシアの影響を逃れるためとも言われる。
その、永世中立記念タワーを見学した。
昼食の後、馬牧場に行った。アハルテケという種の馬だという。
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アハルテケ種の牧場 |
有名な汗血馬の祖先とか |
綿花を積んであった |
トルクメニスタンの国旗ではなく国章に馬の絵が描かれている。スピードと持久力を兼ね備えた黄金の馬で、有名な汗血馬や現在のサラブレッドの源流と言われている。
その後、ニサ遺跡からも遠望できた巨大なモスクを見学した。トルクメンバーシー(トルクメンの父=ニヤゾフ大統領)モスクと言う。
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世界4位の大きさ、トルクメンバシーモスク |
アシガバードのバザール |
夕闇がせまる |
アシガバードに帰りバザールを見学した。ここも撮影は禁止だ。トルクメニスタンのワインを買ってみた。ラクダの乳を買った人も居た。
ロシア産のキャビアがあったので買ってみた。一瓶15〜20ドルで交渉次第です。
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バザールで買ったラクダの乳 |
サモサかな |
トルクメニスタンのワイン |
レストランでサモサ(大きな餃子みたいな物)などの夕食の後、アシガバードの夜景を見るため高台に行った。
派手な結婚式場があり、街の夜景がとてもきれいです。
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結婚式場だとか |
アシガバードの夜景 |
部屋へ帰って、過って来たトルクメニスタンのワインを飲んでみました。一寸酸っぱくて、いわゆるワインとは別の飲み物という感じでした。
アルコール度数は18度もあります。
明日は早朝の飛行機で中央アジア最大の遺跡があるマリーへ行きます。
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