中央アジア最大の遺跡メルヴへ

2014年10月18日(土)

今日は早朝の飛行機でマーリへ移動するため6時半にホテルを出た。飛行機に乗るとき、いつも問題になるのがペットボトルの水だ。最近日本の国内線はペットボトル1本は認めているようだが。アシガバードの空港のセキュリティチェックでは、入口に液体物は100cc以下の容器で云々という表示がある。

ダメもとでやってみると、下の写真の状態でOKだった。金属探知機だけはうるさいようです。

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朝食は落ち着いてきた ペットボトルは関係なし マーリは砂ぼこりの中か

50分のフライトでマーリに着くが、上空から見ると砂ぼこりで下が見えない。砂漠の性かと思ったが、降りてみるとそうでもなかった。
マーリでバスに乗り、まずメルヴ遺跡に向かう。中国のウイグル地区に比べて、中央アジアの歴史は全くうとい。なのでメルヴ遺跡についても殆ど知識はない。

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いろんな民族が混ざる マーリの空港ビル 運河か川か

殆どのホテルには下図のような地図がロビーに掲げてある。これはアシガバードのホテルの地図です。中央がアシガバード、上方がヒバやウルゲンチ。
右横がマーリです。これで見るとマーリはラクダマークのシルクロードが集まっているのがよく解ります。

そこにあるのがメルヴ遺跡で、紀元前6世紀頃から紀元後12世紀まで中央アジアのオアシス都市として栄えました。
その間支配者は5回変わり、その都度、旧都市の隣に新都市が建設されたそうで、その5つの都市全体が広大な、中央アジア最大の遺跡を形成しています。

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宗教もアケメネス朝ペルシャのゾロアスター教に始まり、キリスト教やイスラム教、はては仏教寺院の遺跡まであって、一時期は様々な宗教が共存したようです。
我々日本人にとっては、仏教が伝来した西の果てというのは、感慨深いものがあります。

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綿花畑は広大 メルヴ遺跡入口 大キズ・カラ 女性用

11〜12世紀のセルジュクトルコ時代が最盛期だったらしいのですが、13世紀の蒙古襲来でメルヴは壊滅しました。
メルヴ遺跡の入り口を入ると、右手に大キズカラと呼ばれる7世紀ササン朝時代の遺跡があります。

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小キズ・カラ 男性用 現地観光客 アサブ族の墓 トルコが協力して修復中

乙女の城という意味でハーレムだったとか。近くに小キズカラがあり、そこから男性がりんごを投げて女性を選んだとか。
大キズカラの外壁は強度を出すため、小さなアーチの連続になっています。

バスでアサブ族の墓に行きます。7世紀にムハマンドと共に戦った部族で、ジファリという最初のイマームと戦友のブレイダーの墓だそうです。
15世紀に建てられたが崩壊し、トルコが協力して修復中です。

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周囲の墓地、土葬です。 最古(BC6〜4)のエルク・カラ エルク・カラ 後方グヤウル・カラの城壁

周辺にはイスラム教徒の墓がありますが、肖像画を印刷した大理石を使いますね。そして、この辺は土葬ですね。土葬の場合、40年経つと、その上にまた他の人を埋葬して良いと聞きました。

エルク・カラに来ました。34mの見張り台に立つと360度の展望で、メルヴ遺跡が一望できます。ここにはゾロアスター教の神殿もありました。
はるか先の霞んだ辺りで仏塔の跡が発掘されたとか。仏塔があるということは、それなりの数の信者がこの辺りに居たということですね。

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5つの異なった時代の遺跡が隣接し広大 エルク・カラの頂上見張り台

この場所は、今回のツアーで一番感慨深く、思い出にも残る場所となりました。

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国旗があしらわれたナンバープレート 新しいハマダンモスクと15世紀の廟 記念撮影は好きなようだ

ハマダーンとはイスラムの聖人で、その廟をアムールチムールの息子が建てたとか。その横のモスクは大勢のお参りの人が来ていました。
そのモスクの傍に台所があり、接待の食事場所もあります。そこへ見学に行くと、丁度プロフを作っていました。
私たちが近づくと、そのプロフを食べろと差し出されました。出来立てのプロフは美味しいのですが、もうすぐ昼食なので、控えめに。

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モスクで拝む人々 プロフを食べなさいと そんなに食べられませんよ

記念写真を混ざって撮って、次のスルタンサンジャル廟へ行きました。この廟の壁はすごく厚くて、蒙古軍の攻撃にも壊れなかったそうです。
このスルタンには日本の民話のような天女との恋物語があるそうです。

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また混じって記念撮影 蒙古襲来にも耐えたスルタン・サンジャル廟 昼食のレストラン

昼食はケバブ料理が出ました。美味しいですね。ショウケースにはシシケバブも並んでいました。

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ケバブ料理 美味しい シシ・ケバブ 食べたい パラボラアンテナが一杯

マーリに帰ってきました。アパートの窓はパラボラアンテナが一杯です。多分、最近衛星放送が解禁されたのでしょうね。

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街のスーパーへ マリーの街もきれい 新しく整備されたんだなあ

街のスーパーへ行きました。日本のコンビニより少し大きい店です。いろんな物が売っていました。相場が解りますね。ビールは500oが2ドル位です。
ホテルへ着いたのが15時10分頃、添乗員の岩井さんが、隣の博物館に行きたい人は4時にロビーに集まってくださいと言っていた。

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マーリのホテル 隣は博物館 夕食はシシ・ケバブ

シャワーを浴びて、バーで買った冷たいビールを飲んでいるうちに、集合時間を忘れてしまって行きそびれてしまった。
夕食は街のレストランで、本格的なケバブ料理だった。

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美味しそう 若者の民族舞踊 また、記念撮影

ようやく本場のシシケバブを食べられて良かった(笑)。そこへ現地の若者の舞踊団がきて、民族舞踊を見せてくれた。
フィナーレは我々も入っていっしょに踊りました。1ドルとか2ドルのチップをあげていた。

楽しい1日でした。

明日は今回のツアー最難関の国境越をしてウズベキスタンのブハラへ行きます。

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