四国遍路1日目(2/10) 1番霊山寺〜5番地蔵寺
前日の2月9日、名古屋発22時30分の夜行バスに乗りました。
大阪からはいろいろありますが、名古屋から四国方面は「コトバス」だけです。
名古屋駅の新幹線側から出ますが、一寸前に行って、近くの立ち飲み屋で一杯です。
今回は私のワンゲル同級生、大阪のOさんが同行します。
Oさんは2月10日の朝一のバスで徳島を目指します。
私は徳島駅に10日の朝6時40分頃着いて、どこかで朝食を食べ、徳島駅からJRで1番の霊山寺が有る坂東駅へ行きます。
Oさんは鳴門西SAへ9時15分に着き、そこから徒歩1.5キロで霊山寺です。
なので、私が2時間か3時間待って、10時半ごろ霊山寺を出るのかなと考えました。
そこで1日目は7番安楽寺まで行くのが普通のようですが、夜行バスで寝不足だし、出発時間も10時半と遅いので、初日は軽めに5番の地蔵寺までとしました。
門前の民宿森本屋さんを予約しました。
徳島駅の朝食ですが、調べると駅近くのうどん屋さんが7時から開くことが解りました。
麺類大好きなのでそれにしようと思っていました。
ところがバスが一寸早く6時半に着いたので、気が変わってコンビニでサンドイッチとコーヒーを買い、7時前のJRで板東駅に向かいました。
板東駅までは20分で7時01分に到着しました。
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板東駅 7時01分 |
接待してくれたおじさん |
駅の待合室で白衣に着かえ、歩きはじめると呼び止められました。喫茶店のおじさんが、お茶を飲んで行けと。それから20分位、お茶を飲みながら、遍路道の話や民宿の話などを教わりました。
まあ、私も時間はあるし、四国は聞いていた通りお接待の文化があるんだなと思いながらすごしました。
7時42分に店を出て、霊山寺到着は52分です。お参りを済ませて納経して、うどん食べようかなと思いましたが、朝早くは開いていません。
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こんな姿で歩きました。 |
2番極楽寺の長命杉 10時07分 |
Oさんが意外に早く着いて、9時50分には2番の極楽寺に向けて歩き始めました。
上の図は「山旅ロガー」を使った歩きの軌跡です。縮尺は霊山寺と極楽寺が1.3キロ位です。
極楽寺から金泉寺は50分位掛かりました。
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3番金泉寺の弁慶の力石 11時20分 |
源義経の進軍経路 |
金泉寺は阿波の学問寺だそうで、地蔵堂の中に黄金井、庭に弁慶の力石があります。
門前には源義経の阿波進軍物語というのがありました。そうか源氏と平家の屋島・壇ノ浦の戦いというのは、ここから近いんだと納得しました。
出て10分も歩くと、うどん屋さんが有ったので入りました。
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昼食のうどん屋さん。 12時25分出発 |
導引大師 |
近所の小母さん連中が居ました。うどん定食を注文すると、草餅とみかんがお接待で出てきました。
店を出て15分ほどで導引大師です。 細い田圃道を行くと金泉寺の奥之院である愛染院があります。13時10分頃です。
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愛染院 腰から下の病はなんでも効くとか |
大日寺 13時50分 |
愛染院から30分ほど山道を進むと4番の大日寺です。本堂から大師堂への渡り廊下に三十三観音が祀られています。
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大日寺の三十三観音 |
5番地蔵寺の奥之院、五百羅漢 |
14時10分頃大日寺を出て、ぶらぶら地蔵寺のほうへ下ってきます。高速道路の下を潜ると、すぐ五百羅漢があります。
有料ですが、折角なので入りました。鳳凰堂のような形の建物の中に五百羅漢があり、なかなか見ごたえがあります。
地続きで地蔵寺です。
今日はここまでで、15時05分には地蔵寺を出ました。
すると、門前に居た人が、お接待ですと言って焼き芋をくれました(笑)。
ついでに民宿のビラをくれて、知り合いがやっているので11番付近に泊まるなら行ってみてくださいと言いました。
今日の宿は民宿森本屋さん、門前宿です。
1200年に合わせて改装したとかで、部屋もトイレも最高にきれいだし、近代化していました。 食事もグーです。
近くにコンビニも出来ていて、買い物も便利です。
食事のとき、ドイツ人女性と一緒になりました。博物館の学芸員で遍路道の調査に来ているとか。
食後、コンビニで買ったウイスキーを部屋で飲みすぎたかもしれない。
おやすみなさい。
費用 22852歩
交通費 4700円
朝食 420円
昼食 650円
コンビニ 800円
納経費 1600円
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計 7870円
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