四国遍路 第1回         別格20霊場はこちら

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長年心に引っかかっていた四国遍路に出かけることにしました。
聞くところによると、現在歩き遍路をする人は全体の5%位と言います。1200キロとも1300キロとも言われる遍路道なので、それは当然かもしれません。

歩き遍路ができるということは、それなりの時間があり、相当な体力もあり、かつそれなりのお金もあると言うことです。
つまり、時間と健康とお金の三拍子揃わないとできないわけですから、歩き遍路ができるだけで、その人は相当幸せな人と言うことができるでしょう。

女房からは上記三拍子に加えて家族の理解と言われましたが、それももっともです。更に家族の健康も重要でしょう。
ということで、今回私は三拍子も五拍子も揃えてスタート出来たのですから、まず感謝の気持ちからスタートです。

四国お遍路には通し打ちと区切打ちがあります。
今回私は区切打ちで4回に分けます。

1回目の今回は左図の徳島県と高知県の一部を廻りました。

徳島県は1番から23番まで、高知県は24番から27番までです。

次回は高知県の和食からまた歩き始めます。
四国は徳島・高知・愛媛・香川の4県ですが、これを1回づつ打って行くのを1国打ちと言うそうです。

阿波の国は発心、土佐の国は修行、伊予は菩提、讃岐は涅槃の各道場と言われています。

お遍路の費用ですが、我々高齢者(73歳)は野宿という訳にもいかないので、民宿、旅館、宿坊などに泊まるとすると、1泊7千円として40日で28万円。お酒も飲むし、昼食、納経費用、遍路道具など考えると40万円位だそうです。

他に四国までの交通費ですね。

私は熊野古道歩きや街道歩きで慣れているので多少の山登りや荷物は体力的には心配していません。

ただアスファルトの道を長時間、何日も歩くので最大の敵は靴擦れです。

これには充分神経を使う必要があります。
今回は、予め、豆の出来そうな部分にテーピング用のテープを重ねて貼ることで回避できました。

荷物はいろいろ工夫しましたが、2月なので防寒衣もあり7キロを超えました。水もあるので8キロになったかもしれません。

大型の朱印帳が重いですね。小型が良いですね。

日数 歩数 キロ数        参拝した札所 最高地点 宿泊施設 費用 特記事項
01 2 10  22,852   14.9 1番霊山寺、2番極楽寺、3番金泉寺、
4番大日寺5番地蔵寺
  75m 民宿森本屋  7870円
02 11  42,342   27.5 6番安楽寺、7番十楽寺、8番熊谷寺、
9番法輪寺10番切幡寺、11番藤井寺
 150m 民宿吉野家? 10500円
03 12  30,749   20.0 12番焼山寺  745m 善根宿すだち館 10070円
04 13  39,621   25.8 13番大日寺、14番常楽寺、15番国分寺、
16番観音寺
旅館鱗楼  6180円
05 14  38,780   25.2 17番井戸寺、18番恩山寺、19番立江寺   78m 立江寺宿坊 17520円
06 15  39,173   25.5 20番鶴林寺、21番太龍寺  520m 民宿坂口屋  1250円
07 16  49,159   32.0 22番平等寺、23番薬王寺  200m むらかみ旅館  9104円
08 17  42,505   27.6 札所はありません 民宿海部  9150円
09 18  49,111   31.9 札所はありません 民宿徳増  9130円
10 19  40,931   26.6 24番最御崎寺、25番津照寺、26番金剛頂寺  165m 民宿うらしま  9450円
11 20  38,670   25.1 札所はありません 浜吉屋 10410円
12 21  48,157   31.3 27番神峯寺  430m 夜行バス 28530円
小計 12 482,050  313.4 129164円

今回の準備です。上表の合計金額はやや推定もありますが、それに下の準備費用が加わります。さらに速乾性の下着や靴下など3千円位。

四国本 四国準備
地図編と解説編です。まあ必要ですね。 1万円のセットです。要らないものもあるかも。

本は4〜5年前に自転車遍路をしようかと買いました。宿は新旧の入れ替わりがあるので、新しい地図編が必要です。

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