四国遍路3日目(2/11) 12番焼山寺
今日は6時朝食で6時半出発、藤井寺まで車で送ってもらいました。
助かりますね。

朝食も果物たっぷりで満足です。お弁当も付くし。

まだ少し薄暗い中、藤井寺の本堂の横にある焼山寺道を登って行きます。
今日のコース、11番の藤井寺から12番の焼山寺までの道は、遍路ころがしと言われる急坂が続き、距離は4里16キロの山道で、四国遍路最大の難所と言われます。歩き始めて3日目で、この難所は早すぎるとも言えますが、逆に言えば、今日をこなせば自信が付くと言うことでしょう。
コースを見てみると、標高40mの藤井寺から745mの浄蓮庵まで登ります。そして一旦400mまで下って、再度700mの焼山寺まで登り返すのが嫌な所です。
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6時51分 |
7時03分 |
歩き始めるとすぐ「へんろころがし1/6」の看板がありました。へんろころがしと呼ばれる急坂が6か所あって、ここがその一番目ということでしょう。
でもたいしたことは有りません。手を使わず足だけで歩けます(笑)。10分も登れば背後の吉野川方面が開けて目を楽しませてくれます。
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長戸庵 8時21分 小休止 |
8時42分 |
瑞山休憩所が7時15分、水大師が8時01分。30分毎ぐらいに小休止をとりながら登ります。
長戸庵にはトイレは有りませんが、女子の小便用の小屋だけがありました。
長戸庵から20分弱にも眺望のよい休憩所がありました。
9時15分頃、柳水庵へ1.8キロ35分の道標がありました。
柳水庵には水もトイレもあります。 ここには昨日から抜きつ抜かれつしている単独の女性遍路が休憩していました。東京からとか。
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柳水庵 9時52分 大休止 |
浄蓮庵 10時52分 大休止 |
柳水庵を出て、一旦林道に出て、それからまた山道になります。この辺りから道端にちらほら雪が見えてきます。
滑り止めは一応持ってきていますが、雪は無い方が良いです。
幸い、道には雪が無く、今回の最高地点745mの浄蓮庵(一本杉庵)に到着しました。藤井寺から4時間10分ですか。
大きな大師像があります。どうやって運び上げたのでしょうか。
ここで弁当と思いましたが、展望が無いので下ってみました。結果的に浄蓮庵のベンチが最適でした。
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11時24分 昼食休憩 |
分岐 12時04分 |
745mから一旦400mまで下るのですが、12時頃人里に下りてきました。車道があり焼山寺6キロの案内が右の道を指しています。
でもこれは車遍路で、歩き遍路は左の道を下ります。
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400m地点 12時11分 小休止 |
12時18分 |
すぐ橋があり、そこで小休止した後登り始めると、へんろころがし6/6の看板がありました。最後の急坂ですね。
道端には丁石と言う石標がお寺までの距離を示しています。一丁は109mですね。
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車道に出る 12時57分 |
焼山寺 13時14分 13時40分出発 |
橋から45分の登りで林道に出ました。焼山寺までは後1キロです。ここは役行者が開山だそうですね。悪名も高い修験道の開祖です。
さてここから下りですが、今日の宿探しには苦労しました。
当初は「なべいわ荘」に泊まるつもりでしたが、何回電話しても繋がらない。
仕方なく焼山寺の宿坊と考えましたが、この時期は閉鎖だそうです。
そうなると私の地図には10キロ先の植村旅館まで宿がありません。桜屋旅館の方へは行きたくなかった。
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杖杉庵 14時12分 |
14時43分 |
同好のOさんの新しい地図を見ると、なべいわ荘の近くに「すだち館」と言うのが有り、予約できたのでした。冬場は大変ですね。
30分で杖杉庵、衛門三郎の縁起はよく知らない。
1時間ほどで集落に出ておへんろ駅があった。すだち館はすぐ先です。
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神山温泉のレストランで夕食 |
この部屋に一人寝た。 |
すだち館は一種の善根宿だそうで、一泊二食弁当付きで4000円だそうです。
ところが今日は奥さんに用事があり夕食が作れない。それで1000円返すから、今から神山温泉に送っていく。
入浴券も渡すから、そこでゆっくり温泉に浸かり、レストランで夕食を食べてくださいという。
喜んで旦那さんに温泉まで送ってもらいました。神山温泉は桜屋旅館さんの向こうです。
帰ってきて洗濯しました。乾燥機付きで300円の有料です。
でもよく乾いてすぐ着られるので助かります。
この後の民宿でも、洗濯機と乾燥機が置いてある所が多く、洗濯機は無料、乾燥機はコイン式の所が多かった。
歩き遍路の荷物を少なくする強い味方ですね。
費用 30749歩
前日宿泊費 6650円
夕食費 3100円
納経費用 320円
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小計 10070円
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