四国遍路5日目(2/14) 17番井戸寺〜19番立江寺

四国阿波1400今日は4日前に出発した徳島駅に再度帰ってくる日です。
宿の鱗楼さんは7時に出ました。

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宿から17番の井戸寺へは近いのですが、その後18番の恩山寺までは17キロ、5時間の行程だそうです。
そしてコースも二つあります。一方は上図の緑色の線です。山側の静かな道を地蔵院経由で行きます。

もう一方は我々が歩いた道でJR沿いに徳島駅付近の繁華街を通ります。通常なら当然前者を選びますが、この時はここ2.3日山道が多かったので、コンビニの匂いがする方が良いと、赤線を選んだのでした。

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井戸寺 7時40分 中鮎喰橋 8時27分

井戸寺には40分ほどで着きます。この近くに民宿がありますが、前に書いた単独の女性が、昨日その民宿から急に電話が有り、急病人が出たとかで、その日の宿泊を断られたとか。彼女パニクッって、ビジネスホテルを探したようだったけど、世の中いろんなことがありますねえ。

井戸寺を出て鮎喰川を渡り、徳島駅方面に進みます。蔵本の駅前には湧水があり、地元の人たちが汲みにきていました。

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蔵本駅前 8時53分 阿波踊り会館 9時40分 10時頃出発

この辺りからは、どこの商店街を通ても良いでしょう。のんびり歩きます。
井戸寺から1時間で阿波踊り会館の前に来ました。休憩所も阿波踊りの笠がデザインされています。
ここで大休止、会館のトイレを借りたりして20分ほど休憩しました。

二軒屋駅で左折して国道55号線に移ります。11時20分頃、小松島市に入りました。
そろそろ昼食と思うのですが、道の東側には有っても西側にはありません。勝浦川橋の手前で道路を渡りラーメン屋さんに入りました。

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11時40分 12時出発 12時10分

ここのラーメン屋さんもお茶を1本接待してくれました。
橋を渡った所に道路標識がありましたが、室戸岬まで128キロとありました。我々はその50キロ以上先まで歩こうというのですから、前途は洋洋です。

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弘法大師 御杖の水 12時45分 恩山寺山門 13時15分

途中、55号線から分かれて御杖の水を探しに行きました。日本全国、弘法大師が杖でトントンと地面を叩いたら、そこから水が湧いたという個所は無数にあります。
その後、一寸解りにくいが国道を渡り、旧道に入ります。

恩山寺への案内がいろいろ距離が変わります。本堂までであったり、参道入り口までであったりするんでしょうが、疲れた身には応えます。統一してください。
参道入り口から少し登ると昔の山門がありました。そこから本堂までの旧道がきつい登りでした。ぐったりです。

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13時21分 13時58分

ここから立江寺に向かう遍路道は、一寸私道を通ります。口蹄疫などの関係から、人の立ち入りを制限すべき畜舎の近くを通るのです。
源義経の進軍に関係した弦巻坂や弦貼坂があるので、逃がすわけにはいきません。毎年、義経の仮装行列が行われる街道のようでした。

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14時57分 精進料理でもない。

立江寺までは4キロ、1時間ほどです。途中お京塚というのがあり、遍路休憩所もあります。お京という大阪の芸者の深い業の話があるよです。
今日は立江寺宿坊に泊まります。

納経所でその旨告げると、まだ3時なのに、もう泊まるのかといった顔をされたそうです。
いまは、夜のお勤めだけで、朝のお勤めは無く、この日の宿泊は我々二人だけでした。

この日は、思い切ってお酒を抜き、胃腸の調整をすることにしました。
5年ぶり位の酒なしデーです。

勿論、宿坊には自販機でビールも売っています。

費用                                  38780歩
前日宿泊代     8420円
本日宿泊費     7500円
昼食          640円
納経費用       960円
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計         17520円


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