四国遍路7日目(2/16) 22番平等寺〜23番薬王寺

四国1600今日は22番平等寺と23番薬王寺の予定です。23番の薬王寺は徳島県最後の札所です。次の札所は高知県室戸岬の最御崎寺まで80キロ以上ありません。

室戸岬830

今朝は6時に食事を出してもらって、6時40分位の出発です。

室戸岬833

40分弱で国道195号線に出てきます。平等寺左の案内がありますが、歩き遍路は直進して大根峠を目指します。

室戸岬836 室戸岬839
大根峠は切通し 7時46分 7時54分

大根峠までは30分弱の道のりで簡単に到着します。下って行くと竹藪がきれいです。
峠から30分弱下ると奇妙な形をした遍路休憩所があります。休憩しながら説明を読んでみると、塔の形をイメージしたとか。なるほど。

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8時17分 8時50分 9時10分発

里に出て30分も歩くと平等寺です。白水の井戸や本堂の天井絵が見事だそうですが見落としました。
平等寺からは図の緑線で月夜御水庵を目指して直進するのが遍路道です。でも我々はお昼の弁当を買いたかったのでコンビニ目指して新野駅へ遠回りしました。

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9時45分 10時発 10時37分

コンビニにはさきほど平等寺で話した、米国シアトルから来たというアメリカ人の爺さん(中年かもしれない(笑))居ました。
彼も弁当買いに来たらしいが、一人で良く見つけるものです。

コンビニから県道24号線と国道55号線に合流して30分、線路に沿って進むと阿波福井駅がありました。小休止。

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11時11分 由岐坂峠への分岐 11時26分

更に25分ほど進むと鉦打トンネルです。室戸岬まで96キロかあ、前見たときから30キロ進んだだけだなあ。
ここは旧土佐街道の頃、鉦打坂という難所で病に倒れる旅人数知れずであった。そこで薬師如来をお祀りした場所だそうで、トンネル手前に鉦打大師堂があります。

トンネルを抜けると弥谷観音への道が右に分かれます。その前に遍路休憩所もありますが、素通りしてもう一つ小さなトンネルを潜ります。
すると右手に由岐坂峠への分岐が現れます。一旦右に折れて、それから国道の下を潜ります。

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小野の一里松跡 11時36分 11時50分〜12時10分

国道の下を潜ると小野の集落です。そこに小野の一里松跡というのがありました。
家康は全国の主要街道に一里塚を作らせたが、阿波では塚を築かず松を植えたそうです。この土佐街道も松を植え、その名残だそうです。

ここの由岐坂峠を越えると初めて太平洋が見えるとかで、それを見ながら弁当を食べるのが楽しみでした。
でもお腹もすいてきたので、峠の手前にあった休憩所で弁当を広げました。

今夜の宿を予約したむらかみ旅館さんは、海岸沿いのこの道は景色が良いので通る人が多いが、雨天の時は景色も見えないし意味ないので、山側の国道55号線沿いを来なさい。その方が時間的にも早いと言っていた。でもやはり、峠を越えて初めて見る海の感動は捨てがたい。

幸い今日は天気も予報に反して、良いので、海は見えるはずです。

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12時26分 12時31分

休憩所から15分で由岐坂峠で、ここから美波町(旧牟岐町)に入る。でもここでは海は見えない。
5分も下ると海が見えて来た。今回初めて見る太平洋です。

更に10分ほど下ると「カニに注意」の看板があった。6月から9月の月夜の夜に、産卵のため群れを成して海岸に移動する。それを車が踏まないようにとのことらしいが、一寸難しそうですねえ。いっそ、その時は一時通行止めにしたら?

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12時43分 13時18分

由岐駅を越え、田井ノ浜駅に13時15分頃着きました。入口は海岸側見たいですが、強引に線路を越えて入りました。砂浜に休憩所もあります。
この辺りは、海水浴場ですね。その後も美しい海岸の風景が続きます。

室戸岬881 室戸岬887
13時36分 木岐漁港 13時58分

13時50分頃には木岐の集落に入ってきます。ここでもみかんをお接待に頂きました。もう少し行くと山道になり、遍路に関する句碑がいっぱいあるので見て行きなさいと。実際、50本位、俳句の書かれた木の柱が立っていました。作者は地元の人やお遍路さんです。

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14時24分 14時39分

句碑のある遊歩道を過ぎると一旦広い道にでます。海も見えてきれいです。
すぐに山座峠休憩所です。ここから山道を下ります。

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山座峠休憩所 14時44分 15時33分

山座峠から10分も山道を下れば海岸の集落に降りてきます。集落を抜けて県道25号線を20分も歩くと恵比寿洞の案内があります。
その付近から、日和佐の大浜海岸が見えてきます。ウミガメの産卵で有名です。
海岸の後方には今日の目的地23番薬王寺の塔が見えています。日和佐城も見えます。

室戸岬910 室戸岬915
15時36分 15時47分

少し下ると、さきほど案内のあった恵比寿洞が見えます。
下って行くと恋人岬とかがあり、東屋や石仏があり、付近の海岸の景色が素晴らしい。

いよいよ日和佐の町中に入ってきます。日和佐は阿波藩の陣屋があった所で、幕末頃はいろいろ歴史もあるらしい。

室戸岬924 室戸岬928
16時10分〜16時40分

薬王寺到着は16時10分。今回の旅では一番遅い到着時間ですね。ゆっくり納経しました。
境内からは日和佐の街並みや海が見えます。

今日の宿、むらかみ旅館さんは明日の行程に近い場所ということで選びました。
油ののった寒ブリの刺身が美味しかった(笑)。

費用                                   49159歩
昨日の宿泊費  7754円
昼食費       450円
ジュース      260円
納経費用     640円
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計        9104円


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