四国遍路11日目(2/20) 札所はありません
今日は最後の札所27番の神峯寺の登り口にある民宿浜吉屋さんまでの予定です。
距離にすると23キロ位なので、今日のうちに神峯寺を打っておけば明日が楽なのですが、標高が430mなので、往復3時間位掛かりそうということで、明日に伸ばしています。
地図は下の地図の民宿うらしまがスタートで上の地図につながっています。
昨日までの南下から今日は北上に変わっています。
7時10分の出発、宿の女将さんが、国道を行かず旧道を歩きなさい。そうすると風も少ないし、古い街並みも有って楽しいですよと。
忠告に従って宿からすぐ旧道に入ります。
歩き始めて40分位、昨日登った金剛頂寺の反対側の登り口がありました。
この辺りの農家はビワの栽培が盛んなようです。
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金剛頂寺登り口 7時52分 |
ビワは丁寧に紙袋に覆われている 7時59分 |
8時半頃吉良川町に入りました。女将さんの言っていた古い街並みはここだと気付きました。
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吉良川町の街並み 8時33分 |
8時38分 |
後で知ったのですが、この見たこともない土蔵の壁は、土佐漆喰と言うらしく、壁から突き出している瓦は水切瓦と言うそうです。
他の県では見られない工法だそうです。
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国道の菜の花 9時29分 |
羽根の遍路道 10時38分 |
一旦国道に出て羽根でまた旧道に入ります。羽根では更に遍路道が山越えで残っていました。余り注意して地図を見ていなかったので、登りに驚いてしまいました。
100m以上の登りでした。
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羽根の遍路道から室戸岬方面 10時46分 |
加領郷へ降りてくる 11時09分 |
山越えに35分かかったのは予定外でしたが、景色も良く満足でした。
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御霊跡 11時20分 |
ドライブインなぎさが見えて来た 11時48分 |
降りるとすぐ弘法大師が修行したと伝わる御霊跡大師堂があります。
中山峠越えでお腹も空いてきましたが、食堂はドライブインなぎさまで無いようです。閉まっていたらどうしようと不安が募ります(笑)。
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12時〜12時30分出発 |
今時珍しい木材販売所 12時47分 |
開いていてほっとしました。よく流行っています。
お遍路さんお休みくださいと案内された遍路駅がありましたが、昼食休憩のすぐ後だったのでパスしました。
奈半利の街に入ってきました。ここからは鉄道もあるので、なんとなく安心感が湧いてきます。
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自転車遍路の案内ですね 13時02分 |
土蔵の薬局 13時07分 |
奈半利というのは私もよく知りませんが、この地方では中心的な街で、しかも相当歴史のあるまちのようです。
土蔵の薬局は東山家という製材業を営んだ家の土蔵を改装したもの。
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うだつのある家 13時13分 |
江戸時代の旅籠 13時14分 |
情緒ある古い街並みが続く。珍しいうだつが有る家や江戸時代の旅籠など。
先に通ってきた東洋町の野根まで続く野根山街道というのが、下左の高札場起点に50キロほどあったそうで、今も歩けそうです。
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高札場 13時16分 |
奈半利川を渡る 13時21分 |
なはり物語館や土佐日記の那波の泊りの碑など見ながら奈半利川にでます。昔はどうやって渡ったのかな?
奈半利川を渡るとすぐ左折するのが遍路道のようですが、先行するOさんは直進してしまったようです。
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左折してここで右折 13時28分 |
山郷旅館さん付近 13時30分 |
左折してきた歩き遍路道も良い風情です。地図編にある山郷旅館さんの前を通りました。まあ、この辺りはどこを通ても良いと思います。
造り酒屋さんがあったり、土佐漆喰、水切瓦の家もあちこちにあります。
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13時43分 |
安田川を渡る 14時25分 |
安田川を渡る旧道の橋が工事中で通行止めのため、国道の橋を渡りました。
また旧道に復帰して歩いていると、安田まちなみ交流館というのがあり龍馬展をやっていました。
今日は急がないので見学しました。担当の女性の方が、いつもは近所の小母さん達がお接待しているのですが、今日は私しか居なくてと言いながらコーヒーをごちそうしてくれました。
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安田まちなみ交流館 14時30分〜45分 |
土佐鶴酒造 14時50分 |
すぐ近くに、高知に入ってから毎日お世話になっている土佐鶴酒造の本店がありました。
今晩もお世話になります(笑)。
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浜吉屋の付近から神峯寺方面 15時04分 |
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15分で浜吉屋さんです。ここにも立派な津波避難所があります。
この日は、お遍路何度目かの逆打ちの方が一人、スペイン人青年が素泊まりで一人来ました。
費用 38670歩
前日宿泊費 8700円
昼食費 800円
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計 9500円
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