四国遍路3 5日目
2015年10月13日

松山131今日は昨日歩いた道を引き返し、久万高原町の中心部へ向かいます。
国道33号線を右折して、いよいよ松山市内に向かいます。

でもその前に三坂峠710mを越えます。後は海抜0mまで下って行きます。
今日の目的地は46番浄瑠璃寺の前の長珍屋さん。時間的には余りそうなので、47番八坂寺と別格9番の文殊院を打つつもりです。

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朝7時20分過ぎに古岩屋荘を出発しました。
国民宿舎なので、そんなに早く食事はできません。確か7時からですが、6時50分頃には準備してくれました。
それは食堂の小母さんの自発的好意なのでしょう。

古岩屋は大小20余りの奇岩が連なる景勝地で、大きい物は100mの高さがある。
その昔、岩屋寺は大寶寺の奥之院であり、その間にある古岩屋は修行の場であったそうです。

昨日は八丁坂を越えてきたわけですが、今日は県道を下ります。
途中、民宿のあるあたりは遍路道に入りました。やはり自然に囲まれた道は気持ちがよいです。

1時間10分ほどで畑野川に帰ってきました。
ここは「かかしの里」として売り出そうとしているようですね。

車道を登って峠御堂トンネルに向かいます。

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かかしの里 8時33分 久万大師 9時25分

トンネルを潜り、食堂みどりの前を通って久万高原町の中心部に入ると、国道の手前に久万大師堂がありました。番外札所です。
国道を右折すると道の駅がありますが、我々はその先のサークルKで買い物することにしました。
弁当やローソクなど必要なものが揃います。

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道の駅  国道をゆるやかに登る 10時半頃

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多分コンビニを9時50分頃出たでしょう。ゆるやかな登りの国道をしばらく歩きます。
1時間位登ると、左から三坂道路が入ってきます。地図編の桃季庵という旅館はここを右折する遍路道にあるようです。

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レストパーク明神  レストパークからの景色

三坂道路を越えるとレストパーク明神というのがあります。売店はありませんが、東屋やトイレがあります。10分ほど休憩しました。
更に30分ほど登ると右側に遍路道が分岐します。道路の左側を歩いていると見落としそうです。11時半です。

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遍路道に入って3分ほど歩くと、三坂峠に出ます。ここで昼食と思っていたのですが、一寸陰気な場所なので止めました。
地図編に休憩所マークが少し下に載っていたので、そこまで行くことにしました。

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松山市街の向こうに瀬戸内海が見えます 久万街道の案内

5分も下ると展望が開けました。久万街道の案内もあります。
ところが肝心の休憩所はなかなか有りません。しびれを切らして12時頃に道端に座って弁当を食べました。

弁当を食べ終わって10分も下ると休憩所がありました。随分位置が下ですね。しかも誰かが休憩所の中にテントを張っていました(笑)。

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休憩所から20分ほど下ると、今度は坂本屋という休憩所がありました。何かなと思っていたのですが、旧遍路宿の坂本屋で、その軒下を休憩所にしているようでした。12時50分です。

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のどかな遍路道 網掛石 13時20分

坂本屋からはしばらく長閑な里歩きです。30分ほどで網掛け石ですが、本当に網目が付いています。
網掛け石から30分ほどで旧道が左に分かれます。そして20分ほどで浄瑠璃寺ですが、門前の長珍屋さんに荷物を預けます。

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浄瑠璃寺へ 13時47分 長珍屋 14時07分

八坂寺近くの天菊さんも電話したのですが、当分休業とのことでした。長珍屋さんはすごく立派な建物でびっくりしました。
地域の宴会場を兼ねないと、四国遍路だけでは、こんなに大きくなれないでしょうね。

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浄瑠璃寺、八坂寺、文殊院を廻った 浄瑠璃寺門前 14時13分

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松山城が作られていた 八坂寺門前 14時45分

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文殊院門前 15時21分 この辺りは衛門三郎の里らしい 

松山954浄瑠璃寺、八坂寺、文殊院を廻って来たら4時を過ぎました。
この辺りは衛門三郎の里なんですね。

費用

弁当    500円
宿泊費  7500円
計     8000円

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