飯田街道 小田木〜地蔵峠〜稲武〜杣路峠〜根羽村

2011年12月16日
今日は8時に足助バス停でIさんと待ち合わせています。少し早く宿を出て、昨日歩いていない香嵐渓から古い町並みという街道候補の道を歩いてみました。
紅葉の頃には大賑わいで車も大渋滞する香嵐渓も今は静かです。古い町並みの入口には大きな常夜灯と中馬街道の案内がありました。
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香嵐渓も寒々として 古い町並み入口 このお堂で昨日の道と合流

玉田屋さんの前を通り、すぐ左折してお堂の所で昨日歩いた古い町並みに合流しました。昨日はこの町並みを突き当たりで右折して国道に出たのですが、地形的には左折して次を右折、そのまま足助川の北側を、もう一軒残る山城屋さんという古い旅館の前を通って今朝平に到るのが街道ではないかと思います。
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古い町並みは続く 趣のある木の橋

今日はバス停で待ち合わせているので、川岸の道を歩いてみました。古い歴史のありそうな木の橋があり、渡って国道沿いのバス停に行きました。

飯田街道
8時15分のバスで昨日の小田木中に着くと、なんと雪が降ってきました。

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今週は天気予報が良かったので雨具は折りたたみ傘しか持っていません。Iさんはちゃんと合羽を持っていました。あたりまえか(笑)。

身支度を整え出発したのが8時45分でした。

街道に降って風情ある道を30分ほど登っていくと水別峠です。


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旧街道の風情ですねえ 中馬街道の壁画 水別峠の石碑群

そこで国道と合流すると道路の壁に中馬街道の壁画がありました。反対側にはいろんな石碑もありました。少し降ると右側に中馬街道の資料館を併設したお酒屋さんがあります。以前、どこかへ行く途中にここでお酒を買ったことを思い出しました。この街道を車で走っていたのでした。
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お酒屋さん 城ヶ山はもう少し右か 国道沿いに短い旧道が続く

国道沿いに残る旧道を辿りながら道は稲武の旧市街に入って行きます。
10時半ごろ、どんぐりの湯の案内があったので右折して寄ってみました。でも今日は道の駅もすべてお休みでした。10分ほど休憩して出発しました。
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稲武の町並み どんぐりの湯 昔の橋はこの下の番屋の前だった

旧街道の番屋跡や八幡神社の前を通って国道に合流すると、そこは夏焼温泉口です。今日の宿青柳亭さんが国道沿いにあります。
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八幡神社 中馬街道の案内 柵を開けて入る

飯田街道稲武から30分弱歩くと中馬街道の看板があったので国道を離れます。

ここは以前城ヶ山に登った時一部歩いているはずですが記憶にはありません。
城ヶ山に登ったのは2007年の6月で、やはりIさんに誘われて登ったのでした。
テント担いで山頂ですき焼して食べたのを思い出します(笑)。

猪?除けの柵の扉を開けて中に入って行きますが、殆ど踏まれていないようです。

でも最近道標が立てられたようで、迷う心配はありません。

まもなく城ヶ山への登山道と分かれて中馬街道になりました。
ここからは未知の世界のはずです。

途中タレントの清水国明さん命名の森とかがありました。
よく知らないのですが、子供を預かったとかの活動をされたとか。

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ほとんど踏まれていない 城ヶ山登山道とここで分かれる ますます踏まれていない

標識に従ってくねくねした踏まれていない山道を35分ほど歩くと地蔵峠です。国道の看板からだと40分です。地蔵峠の名の通り、国道の少し上に馬頭観音やお地蔵さんがあります。
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タレントの清水国明さんが関係してるみたい 標識は完備している 地蔵峠付近

国道の脇道に出て、ぐるっと廻ってまた国道を横断して降っていきます。
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地蔵峠のお地蔵さん ここへ降りてくる 峠からの下り道

10分一寸歩いて丁度12時に国道沿いの中乃屋さんという食堂に着きました。ここで昼食にしました。民宿やロッジも経営してるそうですが、食事も安いですね。しし鍋も1500円だそうで食べたいのですが、一杯飲んでしまうと歩けないので諦めました(笑)。この辺の食事場所の情報などはIさんの持っているスマートフォンが役に立っています。私もタブレットなんか欲しいのですが通信費の壁が(泣)。
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石仏など見ながら10分ほど歩く 中乃屋さん 食事も安くて美味しい

25分ほどで出発しました。歩道のある国道を15分歩くと杣路峠の入口でした。今日の行程のハイライトですね。
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中乃屋さんの前、ムラサキシキブ 国道を15分歩く 杣路峠入口

飯田街道入口は広い林道でしたが、すぐ山道が分かれます。国道だと9キロか10キロほどある根羽村への道を半分以下にショートカットしています。

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山道になる 杣路峠への登り 長野県との県境

入口から25分ほどで長野県との県境です。そこから8分でお堂があり、更に7分で峠らしい所に着きます。でも何も表示が無いので残念ですね。13時21分でした。
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峠の手前にお堂がある 杣路峠らしき所 小栃の集落が見えてくる

峠からは広い林道を淡々と下ります。25分ほどで小栃の集落が見えてきて、更に25分で国道近くで矢作川を渡ります。3分で国道の満場瀬で、そこから10分弱で根羽村の役場でした。14時25分の到着です。
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矢作川に掛かる橋 満場瀬の石標は新しそう 根羽村の役場へ向かう

さてここからどうするかです。明日の宿は阿智村に取っているのですが、ここからだと40キロ近くあるかもしれません。なのでもう少し歩いておきたいのですが宿が夏焼です。引き返すバスが根羽からだと18時10分しかありません。県境愛知県側の上郷からだと16時12分にあります。
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根羽村で伊那街道が合流してくる 根羽村役場 事務所で一杯飲ませてもらった

根羽村に一台だけあるタクシーを予約して前に進もうかと歩き始めましたが、明日の適当なバスも無いので、いろいろ考えたすえ今日はここまでとしました。
5キロ先の上郷まで歩くのも嫌なので、根羽観光さんの事務所で一台のタクシーの帰りを待つことにしました。待っている間一杯飲んでいても良いよと、お許しを頂いて持参の梅酒を飲んでいました(笑)。

上郷のバス停は何もありません。山の中です。豊田市のコミュニティバスなので県境のここまでしか来ないだけです。
この寒空に1時間近く待つのかと周囲を見回すと、閉店した五平餅屋さんがありました。幸いご主人が居られたので開けてもらって中で待たせてもらうことが出来ました。
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五平餅のマルエイさん アラレが降ってきた どんぐりバスで夏焼へ

地獄で仏とはこのことですね。缶ビールを貰って飲みながらご主人と話していると、雹みたいなアラレが降って来ました。歩かなかったのも正解のようでした。
そのうちご主人が五平餅を一個づつお土産にとくれました。25年もここでやっているのでリピーターの人も多いそうで、郵送もするから美味しかったらまた注文してくれとのこと。恐縮して頂いてきました。
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お土産に貰った五平餅 青柳亭さんの岩魚骨酒 真ん中の徳利は燗が冷めないお湯入り

夏焼の青柳亭さんに着いて、暖かい温泉に入り、生き返りました。お土産に貰った五平餅はなかなかの美味です。
夕食は岩魚の骨酒や猪鍋、そして地鶏の刺身などボリュームもたっぷりでした。

明日の治部坂峠越えへ

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