飯田街道(中馬街道)
飯田街道というのが有ります。
右の図のように名古屋から日進市、豊田市を経て長野県に入り、根羽村、阿智村を経て飯田へ到る道です。
最初は国道153号線、そして県道58号線、そして再度国道153号線に平行して飯田まで、全長は130キロ〜140キロ位かなと思いますが定かではありません。
豊田市の足助からは三州街道とも呼ばれますが、足助追分で三河からの道と合流するのでそう呼ばれるのでしょう。
根羽村では設楽からの伊那街道と合流して伊那街道と呼ばれる場合もあります。
また、中馬街道と呼ばれることも多い。
信州からは米やタバコ、三河からは塩を馬に乗せて運んだのでこの呼び名がでたのでしょう。
なにか暖かい感じのする呼び名ですね。
沿線では2月から4月中旬までおひな巡りが行われたりするそうです。
飯田街道というのは資料がなかなかありません。ネットで調べても飯田街道が実際にはどこを通っていたとか、現在どおなっているとかの資料はほとんど出てきませんでした。
春夏秋冬業書に「街道を歩く」というのがあり、足助追分から根羽村までの紀行があり参考にしました。
ネットによしべえおじさんのホームページで名古屋から足助までの紀行があり、これも参考になりました。
一方、飯田市の観光課に問い合わせたところ、親切にいろいろ資料を頂きましたが、すべて現在の資料で、旧街道の資料はありませんでした。
でもそれらの資料を総合して、自分なりの推測も入れて、2万5千の地形図に、これが旧飯田街道に現在もっとも近い道だろうと思う赤線を入れました。
これ以上は現地の情報に頼るしかないと歩きはじめました。