和歌山街道その2(飯南町柿野〜飯高町七日市)
1/31/04 メンバー単独 天気曇り

和歌山2

和歌別石標前回の1月11日に続いて和歌山街道の2回目です。松阪駅前9時20分発、飯高町役場行きの三重交通バスは10時に畑井に着きました。近くに道の駅「茶倉駅」があります。

昨年暮れに伊勢本街道を歩いたとき、道の駅の裏側対岸にリバーサイド茶倉という宿泊施設があり一泊しました。その時、柿野から畑井を往復歩いたので、今回この30分は省略しました。166号線を櫛田川に沿って歩く淡々とした道です。

さて畑井バス停から道の駅の前を通り15分程国道を歩くと粥見の集落です。国道に別れ左に集落に入ったところに粥見神社があり、その前に和歌山別街道との分岐を示す石の道標があります。「右さんくう道、左まつさか道」と刻まれています。和歌山別街道は野中−田丸を経て伊勢神宮へ続いています。いずれ歩こうと思っています。

和歌粥見神社粥見神社(写真右)で右折して、櫛田川と166号線の間の集落の中を行くのが街道です。2キロ程で街道は国道と交叉して無くなっているため、少し国道を歩いて高束池に出ます。

ここからは一部国道と重複しますが、一寸離れた旧道を行きます。この辺り、はるか前方に竜門岳が見えたり、櫛田川の景観も良く景色は楽しめます。宮前の集落では東出・中谷・西出と複雑に曲がった街道を歩いて花岡神社につきます。丁度12時でした。飯高町役場は近くの国道沿いにあります。

花岡神社の前に説明があり、往時は商家や旅館も多く賑わったと書かれていました。ここで街道は右折して山道に入ります。入ってすぐ石の道標があり、飯高東中学の生徒さんが書かれた説明文があります。「れいふみち」というのは霊符山信者に対する道案内だったらしい。

この峠道は国道の喧噪から離れ、なかなかの道です。ここだけでも来た甲斐があったというものです。ところどころに「死人谷」「礫石」などの説明があり、この地域の人たちが、この峠道を大切にしておられるのが伝わってきます。珍布峠まで30分ですが、手前でデジカメの電池が切れて、峠の素晴らしい切り通しが写せなかったのが残念です。峠から15分、12時45分に赤桶(あこう)の集落に出ました。
和歌花岡神社 和歌石標2 和歌峠道
花岡神社 珍布峠への入り口近くの道標 峠への道

幸い電気屋さんがあり電池を買いました。飯南町・飯高町を通じて伊勢茶の名所らしく、いたるところ茶畑が見事です。ここからしばらく国道を歩いた後、田引きトンネルの手前から左の旧道に入ります。振り返ると局ヶ岳がきれいです。トンネルを迂回して国道に合流したところに村営の「手打ちそば」の立派な建物があり、13時35分からコーヒーで20分ほど休みました。ざるそばが800円でした。食べたかったけどダイエットしました。
和歌局ヶ岳 和歌櫛田川 和歌地蔵
振り返ると局ヶ岳が 九十九曲あたりの櫛田川 富永の庚申像

店を出て166号線をずっと歩きます。川上八幡宮への道標を過ぎると道は櫛田川沿いになり道幅も狭くなります。でも狭い2車線より広い1車線は楽です。30分で九十九曲のバス停。咳の地蔵を見て下粟野にはいり、橋の手前で街道は右折して川の右岸を行くはずですが、入り口が解らなかったのとバスの時刻が気になったので、国道沿いに川を渡りました。

更に30分歩いて粟野農協前バス停で15時です。時刻表を見ると、宛にしていたバスが消えていました。途中の田引が始発だったらしい。次のバスまで1時間弱、まあ歩けるところまで歩こうと出かけました。富永、大谷橋とすぎて洒落たレストランの前を通って杢原のバス停が15時32分。10分後にバスが来るので今日はここまでにしました。このバスを逃すと後は2時間ありません。

次回は高見峠越えになります。

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