2007年9月23日 三木峠・羽後峠
八鬼山を越えてきて、もう夕方の4時です。
三木里の集落の中の古道はよく解らなかったので国道を歩きました。
写真左は三木里から八鬼山方面を見ています。
JRの駅を右に見送り国道を25分歩くと、右側に新しく開かれた「ヨコネ道」の登り口がありました。
ここで小休止しましたが、びっしょり汗を掻いた肌を狙って蚊が集まるので往生しました。
元気を出して夕闇が近寄る森に入りましたがOさんは大分疲れているようです。25分ほどで一旦国道に出て、すぐまた三木峠への登りに入ります。
15分ほどで三木峠に着きますが、先を急ぐので展望台はパスしました。
10分程で車道に出ますが、これは農道で国道ではありません。右折して左の崖を少しのぼり、また降って国道に出て右折します。少し歩くと羽後峠への登り口が有ります。5時30分です。
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ヨコネ道 登り口 |
賀田湾が見える |
ここに降りてくる |
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三木峠登り口 |
立派な橋が掛かって、もうすぐ三木峠 |
三木峠から降りてきた |
6時近くなり夕闇も大分濃くなってきました。ヘッドランプを出し足元を照らしながら登って行きます。30分ほどで農道にでると向い側にまた登り口がありました。5分休憩。
これまでの案内が、羽後峠登り口から登ってきたはずなのに、矢印が羽後峠登り口となっているので、なんだか引き返すようで気になっていました。案内は「羽後峠」とだけ書いて欲しいものです。
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なんだか怪しい石仏(笑) |
最後の羽後峠登り口 |
羽後峠到着は6時15分、もうすっかり暗闇です。民宿に一寸遅れていると連絡して、早々に降ります。
暗闇の中、足元に注意しながら降ります。100m毎の距離を示す木の行程標に巻かれた蛍光テープが結構役に立ちます。
古い石標で直角に曲がり長い猪垣を通って農道に出ると「五輪塔」の案内があります。6時30分です。
最後に農道に出て、右下に見える川沿いの道まで階段を下り、川沿いの道を降ると民宿「まさはる屋」さんはすぐ傍でした。近くの酒屋さんの自販機で、冷たい缶ビールを一気飲みしてから宿に入りました。1時間遅れの7時でした。
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なかなかの夕食 |
グレの魚拓 |
お風呂に入り、地元で獲れた魚が並ぶ豪華な食卓で、冷たいビールは生き返った感じです。刺身には驚いたことに「クエ」も着いていました。
まさはる屋さんは釣り人の渡船客が多いらしく、食堂には魚拓がいっぱい貼られています。イシダイは60センチ超、グレは50センチ超を貼っているとか。75センチのイシダイなんか水中で見たら超巨大魚で足が震えるでしょうね。
写真などは下の前回の記録を一緒に見てください。
明日の曽根次郎坂・太郎坂へ
2/23/02 羽後峠・三木峠
伊勢神宮から滝原宮を経て東紀州を熊野本宮に至る熊野街道・伊勢路は240〜250キロかなと思います。
今回の三木峠は尾鷲から熊野へ至る街道の一部です。尾鷲から八鬼山を越え熊野市への路は国道311号線にほぼ平行して40キロ強ですが、三木里から賀田までの6キロほどのルートが解らず空白になっていました。
今回、三重交通の熊野古道大遠足に新ルートとして出ましたので参加してきました。地元の人々が最近開発整備したそうです。
コースは逆でJR賀田駅から三木里駅へ向かいました。コースタイムでは昼食休憩を挟んで3時間となっていましたが、標高も三木峠の150mが最高地点で、実質の歩き時間は1時間半でしょう。
この辺り陸の孤島みたいな場所で、なかなか行けません。団体行動は好むところではありませんが、3000円で送迎してくれるのはこのツアーの魅力です。
賀田駅を出てすぐ線路の反対側に「北の関所跡」があるので一人一寸見に行きました。
11時20分頃駅を出て、賀田の集落を抜けると10分程で賀田五輪塔があります。そこから20分程の登りで羽後峠がありますが、その間の猪垣(ししがき)は古道随一の長さだそうです。
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北の関所跡 |
賀田五輪塔 |
猪垣 |
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道標 |
しし垣と石標 |
延々としし垣 |
羽後峠は何もないので通過します。10分も下れば舗装された道路に出ます。だらだらと下って行くと右手に賀田湾が見えてきれいです。道ばたでは梅の花が満開でうぐいすも来ています。なつみかんもなっています。
10分強、舗装道路を歩くと左手に三木峠への登り口があります。峠まで300mの案内があります。不通なら見逃すような入り口ですが、大遠足なので幟も立っています。一汗かいて10分ほど登ると三木峠です。右に少し登ったピークの周辺を伐採して展望台が作られていました。展望台到着が12時20分位です。
展望台からは賀田湾や私のダイビングスポットの一つでもある三木浦の集落、そして熊野灘が見えて絶景です。昼食をとりながらパックに入った「鬼ころし」をストローで吸います(笑)
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三木峠への登り、少しだけです |
三木峠 |
賀田湾と三木浦の集落 |
30分程休んで出発です。15分程下ると311号線にでます。そこから国道を1300m三木里の集落に入ります。三木里海岸は水のきれいな海水浴場として有名です。
先ほどの「鬼ころし」が利いてきて、海岸でひなたぼっこしながら30分ほど昼寝しました。
実質1時間半ほどのウオーキングで消化不良なので、これから行かれる方は、その前後の曽根次郎坂・太郎坂なんかと組み合わせることが必要でしょうね。でも少ない列車の壁が。
まあとにかく、これで尾鷲から熊野までつながりました。
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