南奥地図13日目(5月1日)天気快晴

平治の宿小屋6時5分→転法輪岳6時30−40分→

倶利伽羅岳7時25分→怒田宿跡8時45分→行仙岳

9時05−20分→佐田の辻9時45−55分→行仙宿

跡10時15分−昼食−11時10分→笠捨山12時50

−1時10分→葛川辻1時35−45分→地蔵岳分岐2

時45−55分→巡視路分岐3時→滝4時20分→車道

4時35分→上葛川4時45分


今朝もお粥で出発です。昨日よりよく眠れました。二日分の食料が荷物から減って、少しは軽くなったはずですが調子良くありません。

最初のワンピッチで転法輪岳へ、そこまでは良かったのですが。

その後鎖場を越えて具利伽羅岳にたどり着くあたりからおかしくなってきました。相変わらすピンクの花はきれいなのですが。

行仙岳の登りはバテバテです。3日目になって疲れがたまってきたのでしょうか、1時間半のところを1時間45分かかりました。













南奥転法輪岳 南奥倶利伽羅岳 南奥ピンクの花2
転法輪岳 転法輪岳 ピンクの花

南奥怒田宿 南奥行仙岳 南奥行仙岳2
怒田の宿 行仙岳 行仙岳から釈迦方面

行仙岳は国道425号線の白谷トンネルがすぐ下を通っており、NTTの無線塔が有り、その巡視路を使ってトンネル東口から1時間ほどで登ってこれます。この日も3組位が来ていました。ここから笠捨山を往復するのがコースのようです。景色もいいです。

また、この後5月22日に行かれた方のレポートでは、怒田宿跡からトンネル西口へのルートも踏み跡は残っていたそうで実際に通っておられます。

南奥行仙3 南奥行仙小屋 南奥笠捨山
ここから425号線へ40分 佐田の辻の行者堂 行仙宿跡 ここで昼食休憩

行仙岳から5分も降ると先ほどの巡視路があり425号線まで40分と書かれていました。

更に20分で行仙小屋のある佐田の辻です。この小屋は更に立派で何棟もあります。中で話し声が賑やかでした。小屋整備の人のようでした。又少し休んで20分ほど歩くと行仙宿跡の広場に出ました。10時15分、ここで昼食休憩にしました。大休止をとらないと笠捨山の登りが持ちそうもなかったのです。

昨日と同じパン・チーズ・ハム・卵スープのメニューですが、もっと食欲がありません。パンもスープに浸けて流し込む有様です。

南奥笠捨山2 南奥笠捨山3 南奥葛川辻
笠捨山の地蔵堂 笠捨山 山頂 葛川辻

55分休憩して出発しました。だけど、すっかりバテているのかピッチが上がりません。笠捨山までの行仙小屋からのコースタイムは1時間20分ですが2時間もかかってしまいました。二人ともすっかり疲れているようです。

笠捨山の頂上は展望が素晴らしく、昨日から辿ってきた南奥駈の山々や釈迦ヶ岳がきれいに見えています。頂上のお地蔵?のお堂の側には玉置山方面の展望も開けています。
20分休憩して葛川辻へ降ります。

南奥葛川辻2降りに入ってもいっこうに元気にならず、25分の降りにも辟易する有様です。

葛川辻の道標

この調子ではこの先が思いやられるので、地蔵岳から貝吹金剛の稜線コースは諦めて直接上葛川に降ることにしました。



コースタイムとしては3時間20分と2時間半で50分の差ですが、登りが無いのでなんとかなると意見が一致しました。(後日この稜線を歩きました。)

1時45分葛川辻を出発です。コースタイム通りなら4時15分に上葛川に着くはずですが、そうはいかない事は予想されます。この道は以前は良く歩かれた街道のようで、岩を掘り下げた切り通しや岸壁を削ったトラバースの道が随所にあります。だけど最近は歩く人も少なくなったのでしょう、崖崩れの箇所も多く、丸木橋は朽ち果てて、緊張する箇所も結構あります。

南奥地蔵岳参道 南奥上葛川へ 南奥小滝
地蔵岳参道との分岐 上葛川へ この滝から里は近い

1時間程ほぼ水平な道を辿ると地蔵岳との分岐に出ました。地形図の分岐と勘違いしましたが、本当の分岐は更に5分程先でした。そこからしばらくは急な降りが続きます。1時間ほど降るとようやく平坦な道になり対岸には大きな滝が見えます。不動の滝でしょうか。4時20分には小さな滝に出会い、そこから20分でようやく車道にでました。今夜の宿「うらしま」さんは5分でした。

南奥上葛川 南奥夕食3
上葛川 笠捨山登り口 あこがれの夕食

宿に着くと送っていた荷物が届いており、早速着替えて風呂に入って髭も剃り、5時半にはもう夕食のテーブルについていました(笑)。鮎や山菜の料理を食べ、冷たいビールと熱燗ですっかり疲れもとれ熟睡しました。

4日目に続く